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勾配の計算(パーセント・角度・寸・1/n 換算)

勾配をパーセント(%)・角度(度)・1/n・寸のどれか1つで入れると、残りの表し方に換算します。高さと水平距離からも出せます。水平距離を入れれば落差、高さを入れれば必要な水平距離も出ます。屋根の伸び率・隅伸び率、スロープ・排水管・駐車場の車路などの基準以内かの判定もその場で表示します。

勾配を入れる

4寸5分なら 4.5 と入れます。

長さも出す(任意)

単位はそろえて入れてください(m なら答えも m)。

換算は三角関数(%=tanθ×100)による計算です。基準の判定は、下の「基準の一覧」の数値と比べたものです。手すり・踊場・幅・表面の仕上げなど勾配以外の条件、個別の特記や自治体の条例は見ていません。排水管の数値は国土交通省の公共工事の標準仕様(「原則として」の最小勾配)で、法令の義務ではありません。

根拠:建築基準法施行令26条、バリアフリー法施行令13条・19条、駐車場法施行令8条、道路の移動等円滑化基準6条、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 2.6.1。法令確認日 2026/10/04。

この道具の作り方と見張り

勾配の表し方と基準(2026/10/04 確認)

勾配の4つの表し方

どれも「水平にどれだけ進むと、どれだけ上がるか」を表しています。水平 1 に対する高さを t とすると、次のとおりです。

伸び率=√(1+t²) は、斜面の長さ÷水平の長さです。屋根の実面積=水平投影面積×伸び率になります。隅伸び率=√(2+t²) は、寄棟の隅棟・谷の実長÷その平(ひら)の水平の長さです。

早見表:よく使う勾配の換算

勾配%角度度分秒1/n寸どこで使うか
1/812.50%7.13°7°07′30″1/8.01.25階段に代わる傾斜路の上限(建築基準法施行令26条)・バリアフリーで高さ16cm以下の傾斜路
1/128.33%4.76°4°45′49″1/12.00.83バリアフリーの傾斜路の上限(高さ16cm超)
1/156.67%3.81°3°48′51″1/15.00.67誘導基準の敷地内の通路(屋外)の傾斜路
1/205.00%2.86°2°51′45″1/20.00.505%。歩道等の縦断勾配の上限と同じ
1/502.00%1.15°1°08′45″1/50.00.20排水管 呼び径65以下の最小
1/1001.00%0.57°0°34′23″1/100.00.10排水管 呼び径75・100の最小
1/1500.67%0.38°0°22′55″1/150.00.07排水管 呼び径125の最小
1/2000.50%0.29°0°17′11″1/200.00.05排水管 呼び径150以上の最小
17%17.00%9.65°9°38′53″1/5.91.70建築物である路外駐車場の車路の上限

早見表:屋根勾配(寸)の角度・パーセント・伸び率・隅伸び率

寸水平10に対する高さ角度度分秒%伸び率隅伸び率
5分0.5/102.86°2°51′45″5.0%1.00121.4151
1寸1.0/105.71°5°42′38″10.0%1.00501.4177
1寸5分1.5/108.53°8°31′51″15.0%1.01121.4221
2寸2.0/1011.31°11°18′36″20.0%1.01981.4283
2寸5分2.5/1014.04°14°02′10″25.0%1.03081.4361
3寸3.0/1016.70°16°41′57″30.0%1.04401.4457
3寸5分3.5/1019.29°19°17′24″35.0%1.05951.4569
4寸4.0/1021.80°21°48′05″40.0%1.07701.4697
4寸5分4.5/1024.23°24°13′40″45.0%1.09661.4841
5寸5.0/1026.57°26°33′54″50.0%1.11801.5000
5寸5分5.5/1028.81°28°48′39″55.0%1.14131.5174
6寸6.0/1030.96°30°57′50″60.0%1.16621.5362
6寸5分6.5/1033.02°33°01′26″65.0%1.19271.5564
7寸7.0/1034.99°34°59′31″70.0%1.22071.5780
7寸5分7.5/1036.87°36°52′12″75.0%1.25001.6008
8寸8.0/1038.66°38°39′35″80.0%1.28061.6248
8寸5分8.5/1040.36°40°21′52″85.0%1.31241.6500
9寸9.0/1041.99°41°59′14″90.0%1.34541.6763
9寸5分9.5/1043.53°43°31′52″95.0%1.37931.7037
10寸(矩勾配)10.0/1045.00°45°00′00″100.0%1.41421.7321
12寸12.0/1050.19°50°11′40″120.0%1.56201.8547
15寸15.0/1056.31°56°18′36″150.0%1.80282.0616
20寸20.0/1063.43°63°26′06″200.0%2.23612.4495

建築基準法令には屋根の最小勾配の数値はありません。屋根材ごとの最小勾配はメーカーの施工基準で確認してください。積雪荷重は、屋根勾配が60°を超えれば0にできます(雪止めがある場合を除く・建築基準法施行令86条4項)。

基準の一覧(このツールの判定に使う数値)

対象勾配根拠
階段に代わる傾斜路(建築物の一般)1/8 以下・表面は粗面か滑りにくい仕上げ建築基準法施行令 26条1項
バリアフリーの傾斜路(移動等円滑化経路)1/12 以下(高さ16cm以下は 1/8 以下)・幅120cm以上(階段に併設は90cm以上)・高さ75cmを超えるものは75cm以内ごとに踏幅150cm以上の踊場バリアフリー法施行令 19条2項四号
同上・敷地内の通路の傾斜路1/12 以下(高さ16cm以下は 1/8 以下)・踊場は勾配1/20を超えるものだけ同 19条2項七号ニ
傾斜路の手すり(建築物特定施設)勾配が1/12を超える部分、または高さ16cmを超える部分に手すり(片側)同 13条一号
誘導基準・屋内の傾斜路1/12 以下・幅150cm以上(併設は120cm以上)・高さ16cm超は両側に手すり誘導基準省令 6条
誘導基準・敷地内の通路(屋外)の傾斜路1/15 以下同 11条
建築物である路外駐車場の車路の傾斜部縦断勾配 17% 以下・路面は粗面か滑りにくい仕上げ駐車場法施行令 8条三号
歩道等の縦断勾配・横断勾配縦断 5% 以下(やむを得ない場合 8%)・横断 1% 以下(同 2%)道路の移動等円滑化基準 6条
屋内横走り排水管の最小勾配呼び径65以下 1/50・75と100 1/100・125 1/150・150以上 1/200(原則)。通気管は立て管に向かって上り勾配公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 第2編2章6節 2.6.1(2)
排水槽の底吸い込みピットに向かって 1/15 以上 1/10 以下昭和50年建設省告示第1597号 第2 二号ニ

排水管の勾配は、建築基準法施行令129条の2の4・告示1597号には数値がなく(「有効な傾斜」)、上の数値は国土交通省の公共工事の標準仕様です。民間の工事では設計図書・特記が優先します。

早見表:道路の縦断勾配(道路構造令20条)

道路の区分設計速度縦断勾配地形などでやむを得ない場合
第1種〜第3種 普通道路120 km/h2%5%
第1種〜第3種 普通道路100 km/h3%6%
第1種〜第3種 普通道路80 km/h4%7%
第1種〜第3種 普通道路60 km/h5%8%
第1種〜第3種 普通道路50 km/h6%9%
第1種〜第3種 普通道路40 km/h7%10%
第1種〜第3種 普通道路30 km/h8%11%
第1種〜第3種 普通道路20 km/h9%12%
第1種〜第3種 小型道路120 km/h4%5%
第1種〜第3種 小型道路100 km/h4%6%
第1種〜第3種 小型道路80 km/h7%—
第1種〜第3種 小型道路60 km/h8%—
第1種〜第3種 小型道路50 km/h9%—
第1種〜第3種 小型道路40 km/h10%—
第1種〜第3種 小型道路30 km/h11%—
第1種〜第3種 小型道路20 km/h12%—
第4種 普通道路60 km/h5%7%
第4種 普通道路50 km/h6%8%
第4種 普通道路40 km/h7%9%
第4種 普通道路30 km/h8%10%
第4種 普通道路20 km/h9%11%
第4種 小型道路60 km/h8%—
第4種 小型道路50 km/h9%—
第4種 小型道路40 km/h10%—
第4種 小型道路30 km/h11%—
第4種 小型道路20 km/h12%—

出典:道路構造令 20条。小型道路の 120・100 km/h はどちらも 4%。

よくある質問

根拠と確認

法令確認日 2026/10/04。改正があれば更新履歴に記録します。