型枠支保工の設計荷重と支柱の基準チェック
スラブの厚さ(又は支える物の重量)と支柱 1 本の受け持つ面積から、型枠支保工の設計荷重(重量+型枠 1㎡ につき 150kg 以上)・支柱 1 本の荷重・上端の水平荷重(2.5% 又は 5%)を計算し、パイプサポートの継ぎ(3 本以上継がない・ボルト 4 本以上)や水平つなぎ(2m 以内ごと)などが労働安全衛生規則の基準以内かを判定します。
労働安全衛生規則の数値の基準と設計荷重の足し算だけです。支柱の座屈・はりの曲げなどの強度計算(241条の許容応力)は行いません。組立図の作成(240条)、支柱の沈下・滑動の防止、コンクリート打設前の点検(244条)も必要です。
この道具の作り方と見張り
- 根拠:労働安全衛生規則(e-Gov の条文 1 本)を毎日自動で照合しています。条文や数値が変わると運営者に通知が届き、道具を直してから更新履歴に載せます。
- 計算:このページの中の JavaScript が、上の根拠の欄に書いた手順どおりに計算します。入力した数字はどこにも送られません。
- 確認:公開前に自動テストと実ブラウザの点検を通しています。公開 2026/10/05・最終更新 2026/10/05。
- 運営:株式会社信大。総務・経理・労務・現場の実務で使う計算を、法令や規格の一次資料から作って無料で公開しています。
- ホーム画面:スマホで繰り返し使うなら、ブラウザの共有ボタン→「ホーム画面に追加」で 1 タップで開けます(アプリの入れ物は要りません・入力は送信しません)。
型枠支保工の基準(労働安全衛生規則・2026/10/05 確認)
早見表:型枠支保工の基準の一覧
| 項目 | 基準 | 条文 |
|---|---|---|
| 設計荷重 | 支える物の重量 + 型枠 1㎡ につき 150 kg 以上 | 240条3項一号 |
| パイプサポート等(組み合わされた構造) | 設計荷重 ≦ 製造者の指定する最大使用荷重 | 240条3項二号 |
| 上端に作用させる水平荷重 | 鋼管枠 設計荷重の 2.5/100・それ以外 5/100 | 240条3項三号・四号 |
| 鋼管(単管)の支柱 | 高さ 2 m 以内ごとに水平つなぎを二方向 | 242条六号イ |
| パイプサポートの継ぎ | 3 本以上継がない・4 以上のボルト又は専用の金具 | 242条七号イ・ロ |
| パイプサポートの水平つなぎ | 高さ 3.5 m を超える時は 2 m 以内ごとに二方向 | 242条七号ハ |
| 鋼管枠 | 最上層と 5 層以内ごとに水平つなぎ・布枠(5 枠以内ごと)・交差筋かい | 242条八号 |
| 組立て鋼柱 | 高さ 4 m を超える時は 4 m 以内ごとに水平つなぎを二方向 | 242条九号ロ |
| 木材の支柱 | 2 m 以内ごとに水平つなぎ・継ぐ時は 2 個以上の添え物 | 242条十号 |
型枠支保工の組立て・解体には、型枠支保工の組立て等作業主任者(技能講習)を選任します(安衛令6条14号・安衛則246条)。高さの条件はありません。
計算のしかた
- 支える物の重量(kg/㎡)=スラブの厚さ(m)× コンクリートの単位体積重量(kg/m³)。鉄筋や型枠そのものの重さを含めるかは設計で決めます。
- 設計荷重(kg/㎡)=支える物の重量 + 150 kg/㎡ 以上(作業荷重・衝撃荷重に当たる分)。
- 支柱 1 本の荷重(kg)=設計荷重 × 支柱 1 本の受け持つ面積。パイプサポートなど組み合わされた構造の支柱は、これが製造者の最大使用荷重以下であること。
- 水平荷重(kg)=支柱 1 本の荷重 × 2.5%(鋼管枠)又は 5%(それ以外)。
よくある質問
- パイプサポートは何本まで継げる? 3 本以上継いではいけないので 2 本までです。継ぐ時は 4 本以上のボルト又は専用の金具を使います。
- 水平つなぎが要るのは? パイプサポートは高さ 3.5m を超える時に 2m 以内ごとに二方向、鋼管(単管)・木材の支柱は 2m 以内ごとに二方向です。
- 設計荷重の 150kg とは? コンクリートなどの重量に、型枠 1㎡ あたり 150kg 以上を足して設計します。
根拠と確認
- 労働安全衛生規則 240条〜247条。e-Gov 法令APIで令和8年10月1日施行の版を確認し、改正を毎週見張っています。
- 基準の一覧と計算ツールの値が同じであることを自動テストで確かめています。
確認日 2026/10/05。改正があれば更新履歴に記録します。