事務所のトイレの数・気積・照度・室温の基準チェック
同時に働く男性・女性の人数から、事務所に必要なトイレの数(男性用大便所・小便所・女性用便房)を計算します。独立個室型の便所を設ける時の数え方(令和3年12月の改正)も反映します。あわせて気積(1人10m³)・窓の面積・照度(300lx)・室温・二酸化炭素などが事務所衛生基準規則の基準以内かを ○× で判定します。分かる項目だけ入れれば、その項目だけ判定します。
事務所衛生基準規則の数値の基準だけを見ています。建築基準法・ビル管理法(建築物衛生法)・条例の基準、工場や店舗(労働安全衛生規則が当たる作業場)は対象外です。室温・湿度(空気調和設備あり)は努力義務です。
この道具の作り方と見張り
- 根拠:事務所衛生基準規則(e-Gov の条文 1 本)を毎日自動で照合しています。条文や数値が変わると運営者に通知が届き、道具を直してから更新履歴に載せます。
- 計算:このページの中の JavaScript が、上の根拠の欄に書いた手順どおりに計算します。入力した数字はどこにも送られません。
- 確認:公開前に自動テストと実ブラウザの点検を通しています。公開 2026/10/05・最終更新 2026/10/05。
- 運営:株式会社信大。総務・経理・労務・現場の実務で使う計算を、法令や規格の一次資料から作って無料で公開しています。
- ホーム画面:スマホで繰り返し使うなら、ブラウザの共有ボタン→「ホーム画面に追加」で 1 タップで開けます(アプリの入れ物は要りません・入力は送信しません)。
事務所の衛生基準(事務所衛生基準規則・2026/10/05 確認)
早見表:トイレの数(独立個室型なし・男女とも同じ人数の時)
| 同時に就業する人数 | 男性用 大便所(60 人ごと) | 男性用 小便所(30 人ごと) | 女性用 便房(20 人ごと) |
|---|---|---|---|
| 10 人 | 1 | 1 | 1 |
| 20 人 | 1 | 1 | 1 |
| 21 人 | 1 | 1 | 2 |
| 30 人 | 1 | 1 | 2 |
| 31 人 | 1 | 2 | 2 |
| 40 人 | 1 | 2 | 2 |
| 41 人 | 1 | 2 | 3 |
| 50 人 | 1 | 2 | 3 |
| 60 人 | 1 | 2 | 3 |
| 61 人 | 2 | 3 | 4 |
| 80 人 | 2 | 3 | 4 |
| 100 人 | 2 | 4 | 5 |
| 120 人 | 2 | 4 | 6 |
| 121 人 | 3 | 5 | 7 |
| 150 人 | 3 | 5 | 8 |
| 200 人 | 4 | 7 | 10 |
| 300 人 | 5 | 10 | 15 |
人数は男性・女性それぞれの「同時に就業する」人数です(交替制なら一番多い時間帯)。60 人ちょうどは 1、61 人で 2 になります。独立個室型の便所(男女の区別のない、四方を壁で囲まれた 1 個の便房)を設ける時は、その数×10 人を男性・女性それぞれの人数から引いて数えます。同時に就業する人数が常時 10 人以内なら、独立個室型 1 個で足ります(17条の2)。手洗い設備はどの場合も必要です。
早見表:事務所の衛生基準の一覧
| 項目 | 基準 | 条文 |
|---|---|---|
| 気積(設備と床上 4 m を超える空間を除く) | 1 人 10 m³ 以上 | 2条 |
| 開放できる窓等の面積(換気設備が無い時) | 床面積の 1/20 以上 | 3条1項 |
| 照度:一般的な事務作業 | 300 lx 以上 | 10条1項 |
| 照度:付随的な事務作業 | 150 lx 以上 | 10条1項 |
| 室温(空気調和設備あり・努力義務) | 18〜28 ℃ | 5条3項 |
| 相対湿度(空気調和設備あり・努力義務) | 40〜70 % | 5条3項 |
| 二酸化炭素(空気調和設備・機械換気設備) | 1000 ppm 以下 | 5条1項2号 |
| 二酸化炭素(それ以外の室) | 5000 ppm 以下 | 3条2項 |
| 一酸化炭素(空気調和設備・機械換気設備) | 10 ppm 以下(外気が汚染されていれば 20 ppm) | 5条1項2号 |
| 一酸化炭素(それ以外の室) | 50 ppm 以下 | 3条2項 |
| 気流(空気調和設備・機械換気設備) | 0.5 m/s 以下 | 5条2項 |
| 浮遊粉じん(空気調和設備・機械換気設備) | 0.15 mg/m³ 以下 | 5条1項1号 |
| ホルムアルデヒド(空気調和設備・機械換気設備) | 0.1 mg/m³ 以下 | 5条1項3号 |
| 室温(空気調和設備なし) | 10 ℃ 以下なら暖房等 | 4条1項 |
| 休養室・休養所(男女別) | 常時 50 人以上 又は 女性 30 人以上 | 21条 |
測定と点検
- 中央管理方式の空気調和設備を設けた室は、2か月以内ごとに1回、一酸化炭素・二酸化炭素・室温と外気温・相対湿度を測定し、記録を3年保存します(7条)。
- 照明設備は6か月以内ごとに1回点検、機械による換気設備は2か月以内ごとに1回点検します(10条3項・9条)。
- 大掃除とねずみ・昆虫等の調査は6か月以内ごとに1回です(15条)。
よくある質問
- トイレは何人に1つ必要? 男性用大便所は60人ごと、男性用小便所は30人ごと、女性用は20人ごとに1つです(同時に就業する人数)。
- 男女共用のトイレ1つでよい? 同時に就業する人数が常時10人以内なら、独立個室型1個で足ります。
- 事務所の照度は何ルクス? 一般的な事務作業は300ルクス以上、付随的な事務作業は150ルクス以上です(令和4年12月から)。
- 事務所の室温は何度? 空気調和設備がある時は18〜28℃(努力義務)、相対湿度は40〜70%です。
- 二酸化炭素の基準は? 空気調和設備・機械換気設備で供給する空気は1000ppm以下、それ以外の室は5000ppm以下です。
根拠と確認
- 事務所衛生基準規則(昭和47年労働省令第43号)。e-Gov 法令APIで令和4年12月1日施行の版を確認し、改正を毎週見張っています。
- 便所の早見表の数と計算ツールの数が同じであることを自動テストで確かめています。
確認日 2026/10/05。改正があれば更新履歴に記録します。